「ごま油?」アーユルヴェーダに使用するマッサージオイルやハーブの種類
「アーユルヴェーダ」をご存じでしょうか。
アーユルヴェーダとは、紀元前より存在する、インド大陸の伝統的な施術です。
アーユルヴェーダの施術のほとんどが、日本ではあまり知名度が高いとはいえません。しかし、マッサージに関しては、エステ店などでの取り扱いも増え、少しずつブームになりつつあります。
今回は、アーユルヴェーダに使用するマッサージオイルやハーブの種類についてご紹介します。
アーユルヴェーダの基本理念
アーユルヴェーダの理念では、すべての生き物の体は、3つの要素で構成されています。
・「ヴァータ」
(運動エネルギー、風、冷)
・「ピッタ」
(変換エネルギー、火、熱)
・「カパ」
(結合エネルギー、水・地、冷)
以上3つの要素をまとめて「トリ・ドーシャ」と呼び、トリ・ドーシャのバランスが崩れると、体に異常が起こるとされています。アーユルヴェーダの目的は、睡眠時間や食事の改善、瞑想やマッサージ、さらには占星術などの霊的な施術を用いて、トリ・ドーシャのバランスを整え、心身ともに健康な状態を作ることです。
アーユルヴェーダに使用するマッサージオイル
アーユルヴェーダにおけるマッサージは、「パンチャ・カルマ」と呼ばれる長期的な施術の中の1つとして行われます。パンチャ・カルマは最低でも3週間以上はかかる施術のため、日本では手軽に行えるマッサージが浸透したのでしょう。 ヨガブームで耳にした方も多いと思われる「7つのチャクラ」を、アーユルヴェーダマッサージでも刺激します。 オイルは、アーユルヴェーダマッサージに欠かせないものです。 本場インドで行われるアーユルヴェーダマッサージでは、専用の天然植物オイル「シッダタイラ」を使用しますが、日本では入手が困難です。 そのため、日本のエステ店では、ごま油(セサミオイル)やアーモンドオイルを使用します。ごま油の中でも、香りがほとんどなく、さらっとした「白ごま油」がアーユルヴェーダマッサージに最適です。 ごまアレルギーなどで、ごま油が合わない方は、オリーブオイルを使用しても構いません。ヴァータ体質の方にはごま油、ピッタ体質の方にはオリーブオイルやココナッツオイルがおすすめです。 なお、オリーブオイルやココナッツオイルを使用する場合は、オーガニックなものを選びましょう。
アーユルヴェーダに使用するハーブ
ホットストーントリートメントに期待できるメリットは、3つあります。
アーユルヴェーダでは、食事の改善も主な健康法の1つです。食べ物や飲み物は、トリ・ドーシャのバランスに大きな影響を与えると考えられています。 日本では、ハーブティーを体に取り入れる方法が有名です。アーユルヴェーダに使用されるハーブとしては、若々しさのハーブとして重宝される「ツボクサ」や、聖なる植物として多くの国で崇められている「トゥルシー」などがあります。 ツボクサは、もともとインドのハーブであり、アーユルヴェーダに使用されるハーブの中で最も重要な若々しさのハーブです。聡明さを高め、健康を促し、体の中からリフレッシュしてくれるなど、さまざまな効果があるとされています。 「ホーリーバジル」の別名を持つトゥルシーは、西洋では神聖なハーブとして扱われ、世界中で大切に育てられているハーブです。気分を和らげ、健やかな毎日をサポートしてくれます。 2つとも日本で手に入るため、アーユルヴェーダマッサージとセットで取り入れることをおすすめします。
おわりに
インドの伝統的な健康法であるアーユルヴェーダ。敷居が高いと思いがちですが、オイルマッサージやハーブティーなど、比較的行いやすいものもあります。 日本でも少しずつ知名度が上がってきており、アーユルヴェーダマッサージを行うお店も増えています。 エキゾチックな魅力のあるアーユルヴェーダ。ぜひ、エステのメニューに取り入れてはいかがでしょうか。
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