ハーブボール(ハーバルボール)を使ったハーバルマッサージとは
「ハーブボール(ハーバルボール)」とは、数種類のハーブをブレンドし、布でくるんで蒸したものです。 ハーバルボールを利用した「ハーバルマッサージ」は、タイに古くから伝わるナチュラルトリートメントの1つで、体を元気にするだけでなく、美容目的や産後の女性のケアなどにも利用されています。 もともとはチベットやインドなど、南アジアで生まれた手法がタイへと伝わり、タイ独自の方法へ進化しました。現在は、日本でも徐々に浸透し始め、ハーバルマッサージを取り入れるエステ店なども増えています。 今回は、ハーブボール(ハーバルボール)を使ったハーバルマッサージについてご紹介します。
ハーバルマッサージとは?
ハーバルボールマッサージには、大きく分けて2種類の方法があります。初めからハーバルボールでマッサージする方法と、まずはタイの古式マッサージで滞りがちな全身のリズムをスムーズにしてから、ハーバルボールを使用する方法です。 体全体をほぐしてからハーバルボールを使用する方がより効果を得られるとして、本場タイでは後者が主流となっています。 ハーバルボールマッサージでは、関節や肌などの不調を感じる部分に、あらかじめ蒸して温めておいたハーバルボールを押し当てます。 事前のマッサージでスムーズになった全身のリズムを、さらに促進させることが目的です。ハーバルボールは天然ハーブを使用することが一般的であるため、肌に優しく、頭から足先までどこにでも使用することができます。
ハーバルマッサージの特徴
ハーバルマッサージには、さまざまな特徴があります。使用するハーブにより異なるため一概には言えませんが、ここでは「蒸気」「香り」「温かさ」についてご紹介します。
1)ハーバルボールの蒸気
蒸されたハーブの蒸気を肌に当てることにより、発汗しやすくなり、体の内側からきれいにする効果があるとされています。
2)ハーバルボールの香り
ハーブを蒸すことで、良い香りが出てきます。ハーブの優しい匂いは、心と体を癒し、お客さまをリラックスした状態へと導くことができるでしょう。
3)ハーバルボールの温かさ
冷えた体は女性の天敵です。温かなハーバルボールを体に押し当てることによって、体を芯からぽかぽかにすることができます。特にお腹や腰のあたりを温めることをおすすめします。
ハーバルボールに使用されるハーブ
ハーバルボールは、施術を受ける方の体調に合わせて、何種類ものハーブをブレンドして作られています。匂いなどの好みもあるため、お客さまと相談してブレンドすることもおすすめです。 ここでは、ハーバルボールに利用される代表的なハーブをご紹介します。
1)ショウガ
日本でも体を元気にする作用があるとされ、さまざまな料理に利用されているショウガ。ハーバルボールマッサージにおいても、同様の効果が期待できるでしょう。 また、ハーバルマッサージでは、体を元気にすることがとても重要とされているため、ショウガ科の植物を多く用いることをおすすめします。
2)ターメリック
ターメリックとは、いわゆるウコンです。スムーズ成分として知られるウコンで、トラブルに負けない体をキープします。
3)レモングラス
レモングラスは内側からすっきりきれいにするだけでなく、美容の調子を維持するとされます。また、レモンに似た香りを持つため、リフレッシュ効果も期待できます。