アーユルヴェーダについて アーユルヴェーダは、約5,000年以上も前にインド・スリランカで生まれた、長い歴史を持った伝統的な施術です。 アーユルヴェーダでは、体を構成するエネルギーを「ドーシャ」と呼びます。アーユルヴェーダの基本理念である「トリ・ドーシャ」は、生きているもの全てが「ヴァータ」「ピタ」「カッパ」と呼ばれる3つのドーシャを持っているとする説です。トリ・ドーシャのバランスが崩れると、体に異常が起こると考えられています。 アーユルヴェーダは、睡眠時間や食事の改善、瞑想やマッサージ、さらには占星術などの霊的な治療を用いて、トリ・ドーシャのバランスを整え、心身ともに健康な状態を作ることを目的としています。 シロダーラとは シロダーラとは、アーユルヴェーダで行われる施術の中の1つです。シロダーラの「シロ」はサンスクリット語の「Shiro(頭)」を意味し、その名の通り頭に対する施術を行います。 ヒンドゥー教における「チャクラ」という概念を耳にしたことがある方も多いでしょう。体の「気」の中枢ともいうべき場所のことで、第1チャクラから第7チャクラまであります。シロダーラでは、額の中心にある「第三の目」と呼ばれる第6チャクラを刺激します。 「頭がすっきりした」「いつの間にか深く眠っていた」など、受けた方によってさまざまな効果を期待できるようです。 アーユルヴェーダに使用するハーブ シロダーラを行うために不可欠な道具が、「シロダーラポット」と呼ばれるオイルを入れる専用の容器です。天井などから吊り下げられるようになっており、底には小さな穴が空いています。 使用するオイルはさまざまな種類がありますが、ごま油、ひまわり油、オリーブオイル、ココナッツ油、ギー(動物のミルクの純粋な脂肪分で作られたオイル)などが代表的です。ごま油は、一般的に食用に使用する独特な香りのするものではなく、透明に近く香りがほとんどない「太白油」や「白ごま油」を使用しましょう。 シロダーラにおけるオイル選びは最も重要な部分といえるかもしれません。施術前にお客さまへのカウンセリングをしっかりと行い、お客さまの体の状態に合ったオイルを選びます。そのため、上記で説明したトリ・ドーシャの知識をしっかりと身に付けましょう。 例えば、ヴァータ体質の方にはごま油、ピッタ体質の方にはオリーブオイルやココナッツ油などが適しています。 施術を受ける方の体調や体質に合わせて、新鮮な牛のミルクや、水、ショウガ、アロエなどを調合して使用することもあります。 また、カウンセリングの際にアレルギーについて確認することも忘れずに行いましょう。 おわりに シロダーラは、アーユルヴェーダというインドの伝統的施術の1つです。シロダーラを行うためには、施術方法を身に付け道具をそろえるだけでなく、アーユルヴェーダの基本理念をしっかりと学ぶことが必要不可欠です。 多くの方が日々の生活に追われ忙しい時間を過ごすことを余儀なくされている現代において、体を元気にするシロダーラの需要はますます高まっていくのではないでしょうか。 アーユルヴェーダの知名度は日本でも少しずつ上がってきているため、アーユルヴェーダ関連の施術を行うお店も増えています。 アーユルヴェーダ由来のシロダーラをぜひ、エステのメニューに取り入れましょう。 SEVEN BEAUTY株式会社 / 記事を書いた人 2000年設立のSEVEN BEAUTY株式会社は、エステ、リラク、理美容、ネイル、まつげ、鍼灸、整体などのプロ仕様の美容商材から自社開発のオリジナル商品まで、幅広いラインナップを企画・製造・販売する総合美容メーカーです。 サロンの皆様に支持されたことで大きく成長を遂げ、直販卸売ECサイト「sevenbeauty.jp(旧7esthe.com)」は現在30万店以上の会員が登録。圧倒的な商品数で17時までの注文で当日出荷、3980円以上送料無料となります。 2020年からは、BtoC向けの事業を本格的にスタートしており、一般向けに商品も展開しています。 住所:東京都台東区台東4-27-5 秀和御徒町ビル3F 電話番号:03-5812-3488(代) お問い合わせはこちら エステお役立ちコラム一覧はコチラ